はじめに
近年、働き方改革やテレワークの普及に伴い、「本当にオフィスは必要か?」「オフィスに求められる価値とは何か?」といった問いがあらためて企業に突き付けられています。
森トラスト株式会社では、2023年5月に本社を神谷町トラストタワーへ移転し、現代の働き方に対応したオフィス環境を構築しました。
この新本社オフィスは、空間設計や運用体制の工夫が評価され、第37回日経ニューオフィス賞「ニューオフィス推進賞」および第19回日本ファシリティマネジメント大賞「優秀FM賞」を受賞しています。
これらの受賞は、「社員が出社しやすいオフィスづくり」や「継続的な運用改善」に取り組んできた成果の一つといえます。
本記事では、森トラストの移転プロジェクトから得られた学びや現場での具体的な工夫、さらに独自開発した座席予約・ワークスペース管理ツール「WORK AGILE」の活用によるオフィスDXの取り組みについてご紹介します。
📝 目次
- はじめに
- 森トラストの会社紹介とオフィス事業への想い
- オフィス移転の背景――課題の顕在化
- 移転プロジェクトの全体像と“巻き込み型”アプローチ
- オフィスコンセプト:「DESTINATION OFFICE」「AGILE OFFICE」
- “一度作って終わり”ではない。進化し続けるオフィス運用体制
- WORK AGILEで実現する“アジャイル改善”の具体事例
- WORK AGILEの主な機能と運用イメージ
- データに基づく改善と、進化し続けるオフィスへの展望
- オフィス見学のご案内
1. 森トラストの会社紹介とオフィス事業への想い
森トラスト株式会社は、創業55年を迎えた総合不動産デベロッパーです。不動産開発、ホテル&リゾート、投資事業を三本柱とし、都心の大規模複合開発や高級ホテル誘致など、常に“未来志向”で新たな価値創造に挑戦してきました。
2030年以降を見据え、「リアル」と「バーチャル」を横断した“ワクワクする未来”をデザインする――その想いはオフィス事業にも色濃く反映されています。
オフィスの移転やデザインコンサルティングを手掛けるなかで、自社の新オフィスにも「多様な働き方を実現するための柔軟な空間設計と運用」が取り入れられています。
2. オフィス移転の背景――課題の顕在化
移転前の森トラスト本社(虎ノ門2丁目タワー)は、1999年竣工・20年以上使用されてきた空間でした。

主な課題
- 部署間のコミュニケーション不足
- 縦割意識・ローカルルールの蔓延
- テレワーク増加に伴うコミュニケーション低下
- Web会議増加による音声環境悪化
- 旧態依然とした働き方、執務インフラの格差
- フロア分断による連携障壁
- 個々のデスクに書類が山積み、“その場でしか働けない”状況
コロナ禍の到来も加わり、“自分らしい働き方を実現できるオフィス”を目指して移転プロジェクトを始動しました。
3. 移転プロジェクトの全体像と“巻き込み型”アプローチ
森トラストの本社移転は、単なる場所の移動ではありません。“未来志向の働き方”を全社員参加型で設計する一大プロジェクトでした。
移転までのプロセス
- 総務人事部中心とした働き方改善
- 社内公募ワーキンググループ組成(若手~管理職まで)
- 移転計画に先立つ“旧本社での実証実験”
- – カジュアルビズ導入
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